我が家に合った保険はどっち? 個人賠償責任補償と加入が義務付けられた自転車保険

自転車保険の加入が義務付けられたことで、お客様から「加入した方が良いですか?」とご質問を受ける機会が多くなってきました。今回は個人賠償責任補償と内容を比較しながら、必要性を考えていきましょう!

うちの次男も自転車でやっちゃいました・・・

こう 自転車

以下は、うちの次男が実際にやってしまったことです。

去年の11月頃の話です。当時3歳の次男が自転車の補助輪を外して、家の前の道で練習していました。

意外とすぐに乗りこなし、調子に乗って爆走し始めました。
主人が練習に付き合っており、自転車の少し後ろを追いかけていましたが、次男は家を目前にして、スピードを緩めた瞬間、バランスを崩して、ご近所の車に少し当たってしまったのです。

車を見ると、薄く傷のような跡が付いてしまいました。
我が家のすぐ前のお宅で、出てきてもらい謝罪し、車の傷を確認して頂きました。
その車は奥様が通勤にお使いのもので、大事に乗られえていることを知っていたので、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

うちの子供は自転車保険に加入していませんでしたが、火災保険に個人賠償責任補償特約を付加していたので、すぐに損害保険会社に電話しました。
その日は日曜日だったので事故受付しかできず、翌日に担当からかけ直すとのことでした。
そして翌日、担当から電話があり、当時の状況など話し、どこのディーラーで修理されるのかなど具体的な話になりました。

後日改めて先方へ謝罪に伺った際に、「別件でディーラーに持っていく用事があったから、そのついでに見てもらいます。修理とか大げさなことにならないかもしれないし、分かったら連絡します」と言って頂き、少しほっとしたのを覚えています。

結果的に、ディーラーで少し手を加えてもらっただけで、傷も目立たなくなったり、費用はかからなかったと言われ、うちの場合は保険を利用するに至りませんでした。

ただ、車が凹んでしまったり、大きく傷が付いてしまった場合、当然保険を利用することになっていました。

もし修理していた場合、保険金を請求することになりますが、通常、保険会社から直接ディーラーなどに支払われる形になり、契約者が修理代を立て替え払いをすることにはなりません。
例外的に、事故調査に時間がかかりどうしても先に先方に支払わなければならない時には、立て替えの必要性も出てきます。

hujihana
こういった予想外の事に対して、少しまとまったお金を用意しておくことも必要ですね。

自転車保険と個人賠償責任補償のちがいって?

自転車保険に加入する一番の理由に、「自身のケガより他人にぶつかりケガをさせた際の賠償」が挙げられます。

以下は記憶に新しい方も多いかと思いますが、神戸市北区で高額賠償命令が出た自転車事故の詳細です。

神戸市北区で当時小学5年生の男児が高速で坂道を下っていたところ、散歩中の60代の女性にぶつかり、頭を強打する事故がありました。女性は今も寝たきりの状態です。
その判決が2年ほど前にあり、男児の母親に9500万円の高額賠償が命じられました。

うちにも男の子が3人いるので、とても他人事とは思えない事故でしたし、改めて個人賠償責任補償の契約内容(保険金額など)を確認しました。

こういった他人への賠償の備えには、自転車保険でなく、個人賠償責任補償でも対応できます。

自転車保険は、保険料も各社違い、月400円くらいから加入できますが、個人賠償責任保険に比べて保険料も2~3倍ほど高くなります。
自身の入院・通院・死亡・後遺障害などの保障が付く分、高くなっているのです。

さらに自転車保険は、各人加入する必要がありますが、個人賠償責任補償は、世帯主が加入していれば、妻や子供も対象になります。
仕送りをして一緒に住んでいない息子は?という質問もありますが、同一生計であれば同居していなくても対象になります。

既存の個人賠償責任補償があり、賠償以外のケガの保障が必要なければ、自転車保険は必要ありません。

個人賠償責任補償を付加できる損害保険契約がない場合、コープ共済などに加入し、特約として(月額170円)付加することもできます。自転車を走行中の自身のケガへの備えには、自転車保険だけでなく民間の医療保険や傷害保険で対応できます。

既存の個人賠償がない場合や、医療保険、傷害保険がない場合は、自転車保険に加入することになります。

お隣やお友達が加入したから、うちも加入しようという判断でなく、ご自身の家庭に合わせて必要性を見極めることが重要ですね。

hujihana
ちなみに自転車保険が義務化されましたが、個人賠償責任補償に加入していれば、義務を果たしたことになりますし、どちらにも加入していなくても罰則はありません。

こんなに使える!!個人賠償責任補償

個人賠償責任補償は日常生活賠償責任補償とも言われ、それ単体では加入できません。

火災保険や自動車保険、傷害保険などの損害保険契約に特約として付加するか、コープ共済のような共済に付加することで加入できます。

うちは大型犬を飼っているので、お散歩中に万が一、飛びついてケガをさせてはいけないからと、自動車保険に特約で付加しました。

数年後、その自動車保険を解約した時に、新しい保険に付加するのを忘れていたことがあり、あとで分かって焦りました。
この特約は保険期間の長いものに付加するようご案内しています。火災保険などでしたら、期間が長いので、途中で切れる心配がありませんが、自動車保険や傷害保険は万一解約した時に、新しく付け直すことを忘れがちになるからです。

個人賠償責任補償は以下のような場合に使えます。

・自分や子供が他人の財物に損害を与えた時
・自転車を運転中、事故を起こし、他人にケガをさせた
・飼い犬が散歩中、他人や他の犬に噛みつきケガをさせた
・マンションに住んでいて水道管を閉め忘れ、階下の家を水浸しにしてしまった。
・親子でキャッチボールをしていて、近所の窓ガラスを割ってしまった
・お店で売り場の商品を落として壊してしまった

こういった身近なトラブルは決して珍しいものでなく、意外に起こるものです。
一方で、対象にならないケースもあります。

・仕事中の賠償事故
・車に関する賠償事故
・同居の親族に対する賠償
・ケンカ(幼稚園児などの無能力者で、親権者が監督責任を負った時のみ補償)
・他人から借りているものを壊したとき
・地震、津波、噴火による場合

仕事中や車に関する事故は、事業活動に関する保険、任意の自動車保険や自賠責保険で対応になります。
他人から借りているものを壊すというのは、受託物賠償責任保険の範囲になります。

hujihana
保険金額も100万円~無制限など様々です。保険金額を削ったところで、月に数十円しか変わりません。過去の判例を見ても、5000万を超える賠償請求が目立ちますので、最低でも1億円は補償されるプランを選びましょう。