もし自分や家族がガンになった時に、現実的に必要なものって・・・!?

「ガンになったら、治療費はどれくらいかかりますか??」

ガン保険の相談を受ける際、よくこんな漠然とした質問があります。たしかに、それが分かれば、ガン保険は組みやすいですもんね。私がお客様の立場でも、思わず聞いてしまいそうな質問です・・・。

けれど、ガンの治療には(ガンがどこの部位にあり、大きさや、転移の有無など)個人差がありますし、その方がどういった治療を選択するかにもよるので、この質問、実は、なかなか答えにくいのです。

ですので、私の場合、保険会社提供の資料などをもとに、「○○ガンでこの手術をすれば、これくらいお金がかかるようです」といったご案内にとどまります。

乳がんになった場合、手術→抗がん剤という方が多いですが、そのお薬は、保険適用のものなのか、保険適用されない薬なのかによっても、金額が大きく変わります。
保険適用されない場合、全額自己負担になるからです。

Fujihana
抗がん剤は、その人の身長や体重によって、必要になる量が変わります。それに応じて、薬代も大きく変わってくるのです。

以前、日経新聞でもこんな記事がありました。

「抗がん剤 余ればごみ 一瓶を複数患者へ投与はダメ」(2016 /2 /14 朝刊より)
記事を要約すると、
「抗がん剤は点滴や注射で投与される液状のものが多く、瓶内の薬は一度開封すると、1mgしか使用してなくても、残りは廃棄となる。つまり、同じ患者であっても、繰り返し使うことができない。
また、国による薬価の設定も使う量でなく、50mgや100mgといって一定量ごとになるので、無駄が出やすいのです。
抗がん剤は高額な上に長期で使用することが多いので、それだけ患者の自己負担も含めて医療費はかさむ」

という内容でした。

ガンになった時、現実的に必要なものって?

先ほどの記事などから確実に言えることは、ガンになった時に必要なものは、ガン保険ではなく、自由度の高いお金になります。
自由度の高い=保険適用外の治療をしたとしても使える という意味合いです。

ガン保険によくある「診断一時金」は、ガンと診断確定されたら、お金がおりるので、非常に自由度の高いお金になりますね。

最近では、診断一時金が初回だけでなく、一時金が何度でもおりるガン保険も出ています。2回目以降の診断一時金は、保険会社によって条件が様々なので、これについては確認が必要です。この部分は、ガン保険のご案内をする際に、最も神経を使う部分でもあります。ガンが再発した時などの大きなお金(一時金)が関係する話なので、2回目以降の一時金の支払い要件は非常に重要なのです。
よく分からない場合は、メールでも結構ですので、お気軽にお問い合せ下さいね!

保険は、細かな条件が、とっても重要ですので・・・

また、流動性のある預貯金もある程度、必要になります。
ガン保険は、保険会社の要件に該当した時に初めて、給付されますが、預貯金は、いつでも引き出し可能です。

Fujihana
預貯金とガン保険では、発揮できる力が違いますので、どちらも必要なのです。
この違いをしっかり理解した上で、 十分な準備を行いましょう。
ガン保険は、加入しても90日間の不担保期間があります。不担保期間=給付金の支払い対象にならない期間です。

私はガンにならないから大丈夫~♪は本当に大丈夫?

また、一度ガンになったら、ガン保険には加入できません。(一部、緩和型の医療保険にガン特約を付加することは可能)

Aさん
「うちはガン家系じゃないし、私はガンにならないような気がするー(^^♪」
こういった、よく分からない自信を持たれている方もいらっしゃいます。
ガンは遺伝するという説もありますが、実際は、遺伝性のガンは1割程度で、多くの方はストレスや生活習慣などから、遺伝とは関係なくガンに罹患しているのです。

世の中、自分の思い通りにはいかない、何事もスムーズにはいかないという事は、私自身もしょっちゅう経験しています・・・
良くないことを想定して、リスクを回避することは、自分や家族の生活を守ることにつながります。

ご加入のガン保険がある方は、証券にて今一度内容確認を!!

ただ、ガン保険に限らず、加入している証券を確認して、内容を理解することは、容易ではありません。
証券は難しい専門用語が盛りだくさん!

「分からなくて、投げ出す」よりは、分かる人に聞くのが、てっとり早いですよ!
私は、FPとして皆さんの証券の分析をすることが習慣になっています。これまでにも沢山の証券を拝見してきているので、見るポイントも分かっています^^

分からないこと、疑問に思われたことがあれば、お気軽にご連絡くださいね。

メールでも結構ですし、いきなりのお電話も少々ドキドキしますが、大歓迎です(笑)

最後にまとめます!

ガンになった時に本当に必要なものは、
・診断一時金が何回もおりるガン保険(要件の少ないもの)
・流動性のある、預貯金などの、まとまった現金
あとは・・・
・ガンになっても前向きに生きようとする「希望力」!

「絶対に生きて、以前の生活を取り戻すんだ!」という前向きな気持ちをもてるように、今からできる事を今、始めましょう!!!!


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お金の悩みは人それぞれ全く”形”が異なります。
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