夏休みは今日で終わり!いよいよ、二学期が始まります!
長い夏休みの間、小学4年生になる長男が家にいることが多かったので、家事を手伝ってもらったりと、私自身とても助かりました^^
一方で、なかなか終わらせようとしない宿題に、こちらがヤキモキしてしまい、8月後半になってもどこか他人事な長男の態度に私が噴火しました笑
自由研究にエンディングノート
どこのご家庭も、同じかと思いますが、夏休みの宿題の最大の敵といえば、「自由研究」。
我が子も毎年苦戦しています。
ですが、今年の自由研究のテーマは、意外とすんなり決まりました。
それは、私が所属している相続診断協会主催の、「親子で自由研究・エンディングノートを作ってみよう」というイベントからヒントをもらい、社会研究の一環でエンディングノートの調査と子供自身のエンディングノートの作成(自分で1冊の本を作りました♪)をテーマにしたからです。
子どもに「エンディングノート」と言っても、最初は???でしたが、実際にノートを見せたり、一緒に調べていくうちに、少しずつ興味が広がっていきました。
子どもでもエンディングノートを書く
カナダでは、子供でもエンディングノートを書く文化があるようです。
子どもでも???とびっくりしますよね。エンディングノートは遺言書とは違います。
遺言書は正しく書けている場合、法的効力があり、主に、自分自身の財産の種類や分割方法などですが、エンディングノートは「自分史」を作りやすくなっている形態のものもあり、自身の過去を振り返って想いや希望を書き残します。
どんなことを書くの?
子供と大人ではもちろん書く内容が違います。
自身の介護やお葬式のこと
終末期の医療(延命処置など)に対する考え
仲の良かったお友達や、所属していたグループや会合のこと
金融機関やクレジットカードのこと
所有している不動産のこと
自分の生まれた時のこと
好きな遊びや好きな食べ物
頑張ったこと
もう一度行ってみたい場所
兄弟や親に対する想い
ただ、大人でも子供でも、エンディングノートを書いていくと共通していることがあります。
いわゆる自分史なので、私も子供と一緒に書きましたが、自身の過去を振り返ることは、とても大切で、書いていくうちに自然と感謝の気持ちが生まれてくるんですよね。
うちの長男は家族へのメッセージのところに、弟2人と、1歳の時から一緒に生活している犬のジョーにメッセージを書いていました。
(さすがに親の私を前にして、メッセージを書くのは、照れがあったようです 笑。母親譲りの照れ屋)
文をまとめる力は、まだまだないし、誤字も多いのですが、想いを断片的に書き出している姿を見て、改めて長男としての弟やジョーへの思いやりなどが垣間見えて、私も感動しました。(私も照れ屋なので、本人の前では言いませんが笑)
書かない理由
大人が書くとなると、内容によっては、ある程度時間が、かかります。
エンディングノートの存在は知っていても、実際に書いてみる人は全体の1割ほどだそうです。
その理由のほとんどが、
①今やらなくても・・・
②まだ元気だから
③難しそうだし、めんどくさい
だそうです。
「今やらなくても」と後回しにしてしまう気持ちは、分からなくもないですが、本当にそれでいいのでしょうか。
最近は、若くしてガンにかかり、小さな子供を残して亡くなってしまう方も珍しくありません。
大切な家族に気持ちを残すことは、残された家族の心の整理にもつながります。
「お母さんは、こんなことを考えていたんだなぁ」とか「お父さんは、こんな子供時代を過ごしていたんだな」と、知ることができます。
大切な人に自分の想いを伝える努力をしないまま、死を目の当たりにすると、必ず後悔するのではないでしょうか。
さらに、今は元気でも、いつ認知症になるかも分かりませんよね。
私の祖母の妹も、生涯独身で洋裁の先生をしていましたが、70歳前に急に若年性のアルツハイマーになってしまい、どんどん症状が進行していき、何も意思表示できないまま、彼女の周りで勝手に物事が進んでいきました。
何度でも更新できる
エンディングノートは何度でも書き直しができます。
時間が経つと想いや考えは変わります。なので、その度に更新(書き足し、書き直し)していけばいいんです。(書き直しができるのは遺言書も同じですね)
これっきりだと思うと、よく考えてから・・・とついつい腰が重くなりますが、いつでも書き直しできると思うと、なんだか気軽に始められませんか?
書く項目は沢山ありますが、すぐに書けそうな事、とりあえず書いておきたい項目だけ少しずつ埋めてみてもいいですよね~~^ ^
うちの長男も自分のエンディングノートを書き始めてみると、どんどん楽しくなっていったようで、表紙には自分の今好きなアニメのキャラクターを描いたりと、自分色に楽しんで作っていきました。
エンディングノートは遺言書のように法的効力はありませんが、ノートに書き残したご自身の想いや考えは、きっと大切なご家族に尊重されますよ。