保険相談をお受けする時に、
この2つの質問、結構出るんです!
「普通はどれくらい保険に入るの?」
「みんなどれくらい保険料払うものなの?」
皆さんも、こんな疑問を持たれた経験はありまあせんか?
相談される方は、おそらく、一般的な加入内容が知りたかったのだと思います。
自分が”これから考えていく保険”もしくは、”すでにこれにしようと決めた保険”が、世間一般的に見て「加入しすぎているのか」、もしくは「少なすぎるのか」を確認しておきたいという心理的な不安からくるのだと思います。
ただ、このような考え方はとっても危険です。
なぜなら一般的な保険=あなたに合った保険にはならないからです。
人それぞれ、保険を考える上での背景が異なります。
例えば・・・
- 年齢や性別
- 子供の有無
- 自宅は、持ち家か借家か
- 共働きであるかどうか
- 加入している健康保険(サラリーマンかどうか)
- 貯蓄額
以上のように、みなさん個々に背景が違っているので、一般的という定義自体がそもそも曖昧になるのです。
この曖昧な定義を軸に保険に加入しても、次のようなことが起こります。
<翌月>
曖昧な定義で保険に加入したことで、『結局不安になり加入したばかりの保険を解約したい』と申し出る方は意外といらっしゃいます。
保険で備えるところと、自分で負担するところを明確にしよう!
以上のことから、一般的な定義に任せて、保険に加入するのが危険だということが分かります。
それでは、自分に合った保険はどれを選べばいいのでしょうか。
ここで重要なことは、どこの保険会社の商品に加入するかではありません。
まず、保険に任せたい範囲を自分で決めることです。
例えば、ガンになった時、どういう治療をするかによって、ガン保険の必要性は違ってきますよね。
ですので、以前のように元気に生活できるよう、抗がん剤でも手術でも可能性があることは、やってみて完治を目指したいと考えます。
しかし、私の母は違います。もう子供も独立して家庭をもっているので、自分はガンになっても抗がん剤までするつもりはないとよく話しています。
このように、私はガン保険を選ぶなら、抗がん剤治療をしても毎月の治療費に困らないような、抗がん剤治療特約を付加しますし、公的医療保険の範囲外の治療にも備えられるよう選びます。
私の母の場合は、ガンになっても公的医療保険の範囲での、手術や放射線治療までしかするつもりはなく、診断一時金が複数回支払われれば良いので、医療保険に付加するガン特約で十分という考え方になります。
現在では主流である収入保障保険などの、死亡保障でも考え方は、同じです。
団体信用生命保険に加入しており、旦那さんが万一の時、自宅のローンがなくなる場合や、共働きをしており、遺族年金で足りない生活費は、奥さんのお給料で賄える場合、収入保障保険として備える必要保障額はわずかなものになります。
奥さんに収入がない場合
奥さんに収入がある場合
☆奥さんの収入が毎月5万円なら
10万円>奥さんの収入5万円
この不足部分を毎月5万円支払われる収入保障保険で補えば、十分です。
☆奥さんの収入が10万円以上ある場合
10万円<奥さんの収入15万円
以上の2例からも分かるように、ガン保障はどこまであればいいのか、収入保障保険は毎月どの程度あればいいのかなど各家庭、その人によって違います。これは医療保険などその他の保険でも同じです。
保険がどの程度必要となるのか、自分で試算してみることはそれほど難しいことではありません。
他人の保険と比べる前に、一度電卓を持って、必要保障額を計算してみましょう。
FP藤花では随時無料相談を受け付けております♪
誰かに相談しても、ネットで検索しても「自分の家族」に合っているか、結局分からないんです…とお困りの方のお力になります^^